ふくろうのあしあとブログ

香水好きの備忘録的ブログ

ゲラン「ローザロッサ/フォルテ/ハーベスト」

ローザロッサ三姉妹レビュー!似たような物を何度も出すなよという気持ちは正直あります(笑)でも買っているんだからチョロい客ですね。

 

ゲラン

ローザロッサ

EDT(2018年)

TOP:レモン、ベルガモット、ライチ、ブラックカラント

MIDDLE:ローズ、ピオニー

LAST:イソイースーパー、ホワイトムスク、シダー、サンダルウッド

(フレグランティカより)

My評価 星2つ

 

オフィスでもつけられます。春/夏に最適。(私が持っているのは旧タイプです)

つけたてはライチがメイン、というか強すぎ。ブラックカラントも一緒に香ります。すぐに調和するようなフルーティーローズが現れ、今時のシャンプーやボディーソープにありがちなフルーティーフローラルになります。(というか、今時のボディケア製品の香りは万人受け香水にせまるほど良い香りが多い。企業努力のたまものですね)この香りが薄まっていき、最後は石けんぽいムスクとローズの香りになり終了。いわゆるよくある、どこかで嗅いだような香り。万人受けでキャラ立ちはない。あえてこれを買う必要が・・・?まあゲラン製品なので、そこらの安っぽいローズとは素材が違うのだよ!と言われればそうなんですが・・・。

拡散性もあまりなく、およそ2~3時間ほどしか持たないはかない香り。しかし、マンダリンバジリックと違い、シャキッとさせるコロン的な使い方をしようにも、石けん調フルーティーフローラルだとそんな雰囲気は出ず・・・。

使いどころが少ないので星二つです。

 

 

ゲラン

ローザロッサ フォルテ

EDP(2022年)

TOP:ピーチ、ピンクペッパー、カシス、アーモンド

MIDDLE:ブルガリアローズ、ダマスクローズ

LAST:ベンゾイン、パチョリ、サンダルウッド

(フレグランティカより)

My評価 星3つ

 

オフィス可。春夏向き。EDPになり、持続時間も5時間ほどになりぐっと使いやすさが増した。

EDTが太陽の下で使える爽やかさだとしたら、こちらは夕方~夜の雰囲気。

トップは甘いピーチ。そこにローズが重なり、まるでバラのジャムのよう。ローズのリッチな厚みを感じます。EDTより重さがあり、クセがあります。でもボディケア製品から脱したので、香水らしさはこちらに軍配が上がります。EDTは若いはつらつとしたお嬢さんに似合いそうだが、こちらはもう少し年齢が上の人からが似合いそう。

EDTをただ強くしました!というフォルテではなく、キャラクターを変えてローズのリッチさを出してきたのでフランカーとしては優秀な部類では?EDTを持っていても買う価値はありました。

 

 

ゲラン

ローザロッサ フォルテ

EDT(2023年)

ブルガリアローズ、ターキッシュローズ、ローズウォーター、ライチ、ブラックカラント

(フレグランティカより)

My評価 星4つ

 

シングルノート。EDTと違いライチは後ろの方に少しあるだけで、ローズの美しく厚みのある香りと爽やかなブラックカラントが4時間ほど続いて終了。とてもシンプルで余分な部分がなく、透明感がある(引き算の美!)。ローズがとても良い!いやらしさがなく、さりげなく、上品で、やさしさのあるかおり。おばさんっぽさもない。強いキャラ立ちはないし、拡散性もなく、目立たないので、オフィスに最適。自分は敵ではありませんよ、というアピールになりそう。落ち着きのある女性が春につかうのが最も似合う。

自分の心を落ち着かせるリラックスフレグランスとしても良さそう。

先行の2種ともキャラクターを変えてきていて、フランカーとして成功では?買って良かった!